第99回日本感染症学会総会・学術講演会/第73回日本化学療法学会総会 合同学会

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会長挨拶

第99回日本感染症学会総会・学術講演会 会長挨拶

第99回日本感染症学会総会・学術講演会
会長 光武耕太郎

埼玉医科大学国際医療センター 感染症科・感染制御科 教授

 この度、「第99回日本感染症学会総会・学術講演会」の会長を務めさせていただくにあたり、心より感謝申し上げます。本学会は、防衛医科大学校内科学講座の川名明彦先生が会長をお務めになる、第73回日本化学療法学会総会との合同学会としてパシフィコ横浜 ノースにて開催いたします。
 本学会では、「感染症・化学療法 基礎と臨床とが共創する未来」をテーマとして準備を進めております。共創とは、所属や職種、組織の枠を超え、多様なステークホルダーと協力し、新しい価値を共に創り出すことです。学会では様々な背景を持つ参加者が専門知識を持ち寄り、共通のビジョンに向かって協力し合うことをイメージしています。
 新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、医療界と社会全体に深刻な影響を及ぼしました。我々は現在もその余波を受けながら、多くの課題に直面しています。難しい状況下でも、共感し共通の目標を持って協調することが、問題解決の推進力になると考えます。感染症・化学療法の分野では迅速かつ柔軟な対応が求められます。基礎研究と臨床の実践が共創する未来には、これらの課題に対処し、さらなる進歩を遂げる新しいアプローチや革新が含まれているはずです。
 今回の学会では、一般演題に加え、基礎的研究や臨床的研究、各領域の専門家による学際的な企画など多岐にわたる内容を取り揃えました。参加者の活発な意見交換や討論を通して、参加される皆様にとってこの学会が新たな知見やインスピレーションを得る場となり、未来の共創に向けた有意義なステップとなることを期待しております。

第73回日本化学療法学会総会 会長挨拶

第73回日本化学療法学会総会
会長 川名 明彦

防衛医科大学校内科学講座(感染症・呼吸器) 教授

 この度、第73回日本化学療法学会総会の会長を拝命致しました。歴史ある本学会の会長を務めさせて頂くこととなり、大変光栄に存じます。共催させていただく第99回日本感染症学会総会・学術講演会会長の埼玉医科大学国際医療センターの光武耕太郎先生、ならびにプログラム委員の先生方とともに、鋭意準備を進めております。光武先生とは同じ埼玉県内の仲間ということで、チームワークは抜群です。
 化学療法学会の設立の目的は「化学療法学の進歩、普及を図り、もって本邦における医療の発展、ひいては国民の健康増進に寄与すること」とあります。70年以上前に大先輩達が掲げた化学療法の理念は、昨今ますますその重要性を増しているように見えます。特に「化学療法」の持つ力は新型コロナウイルス感染症のパンデミックで世界中に示されました。
 私達は、このような人類の健康増進に多大な可能性を秘めた「化学療法」という領域に関わっていることに誇りを感じるとともに、責任も担っております。化学療法の基礎研究に関わる皆様、臨床の現場で日々患者と向き合う皆様、感染症・化学療法に関わるすべての方々の力を合わせるための情報交換や議論の場を提供させていただきたいという思いを込めて「基礎と臨床とが共創する未来」というテーマを掲げさせていただきました。会場での皆様の情報交換、そして交歓と、学会ならではの雰囲気を是非楽しんでいただきたいと思います。会員の皆様にとりまして実り多い会になりましたら会長として望外の喜びです。新緑の横浜でお会いできることを心より楽しみにしております。

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